遺品整理・生前整理特集企画

第二弾 『施設入居時に持ち込める物の目安は!??』

2018.08.09 記

今年に入り、お一人暮らしのご年配の方が、施設入居に伴なった生前整理を遺品整理 想いてにご依頼いただく件数が著しく増加傾向にあります。

やはりお一人でお片付けを行うのは困難ですし、お子様に助けてもらいたくても遠方に住んでいるため、お願いするのが申し訳ないとお考えになる方が多いようです。

  施設へのお引越しの際に必ず皆さんお考えになることが、


  何を持ち込んで、何を処分していかなきゃいけないか!?

施設に実際に持ち込める量はどのくらいなのか!?

施設内に持ち込んではいけないものってあるの!?

持ち込んでおいたほうがいいものもあるのか!?


  と、いった疑問や悩みです。


      そこで、今回の特集は入居する施設の特徴や広さから、お引越しの際に何を持っていったほうがいいのか!?なにを処分していったほうがいいのか!?を考えるヒントになるように、

  様々な施設の特徴やサイズ感

施設に持ち込むべき生活必需品と目安量


  を見ていきましょう。

  少しでもお引越し・生前整理をする際の参考になれば幸いです。


    様々な施設の特徴やサイズ感

  『有料老人ホーム』

住宅型有料老人ホームのように自立者向けの部屋は、一般的にトイレやお風呂、洗面台などといった設備がある1DK1LDKタイプの比較的広い専用居室タイプのものが多く、介護付有料老人ホームなどの要介護者向けのお部屋は、危険防止等の観点から居室内の設備はトイレと洗面のみに限られたワンルームタイプの比較的コンパクトな居室タイプのものが多いようです。
お部屋のサイズは8畳~12畳が一般的ですが、施設ごとに金額にひらきはあります。
最近は減ってきているようですが、リビングが15畳くらいあるお部屋もあるようです。


    『サービス付き高齢者向け住宅』

サービス付き高齢者向け住宅(以降、サ高住)は、契約形態としてはアパートやマンションを借りるのと同じ「賃貸契約」です。
通常の居間、食堂、浴室などの共用施設が十分に確保されている場合には、居室の面積は18㎡(約10.8畳)以上と定められています。
既存の建物を改修してつくられたサ高住の場合は、共用施設が十分ある場合は13㎡(約7.8畳)以上でと定められ、地域によって基準が異なります。
近年、夫婦やご兄弟(姉妹)で同じサ高住の1室を利用するケースも増え、中には20畳~30畳といった、広い間取りの居室もあるようです。

  2人でお住いになる場合は別にして、一般的に多い広さは8畳~12だと考えて良いでしょう。

    『特別養護老人ホーム』

特別養護老人ホーム(以降、特養)の居室タイプは、大きく分類すると個室と多床室(※複数人で使用する大きめの部屋)があり、多床室の定員は2~4名までとなっています。
プライバシーの問題から、国の方針で個室化が進んでいるものの、まだ、特養全体の12割程度が相部屋です。
1人あたりの居室面積基準は10.65㎡(約6.5畳)以上という法律上で決まっています。
  居室内に洗面台がある施設も増えてきていますが、従来型の施設には共用部分に設置されているところもまだまだあるようです。
最近ではユニット型の施設が多いようで、個室のサイズ感としては6.5畳~8畳くらいが一般的なようです。


    『グループホーム』

グループホームは、 「個室(1人一室)」を原則とし、その広さは、入居者の私物を収納するスペースに配慮した上で、床面積を7.43㎡以上(4.5畳以上)確保するものと定めています
もちろんグループホームによって部屋の広さは異なりますが、10畳を超えるような個室は多くないでしょう。

          施設に持ち込むべき生活必需品と目安量
続いては、実際に施設に何を持ち込むのがベストなのか、考えていきましょう。
  『有料老人ホーム』 『サービス付き高齢者住宅』 『特別養護老人ホーム』 『グループホーム』 共通   老人ホーム等に暮らすためには何が必要なのでしょうか?
多くの老人ホームでは、タンス、ベッド、椅子など基本的な家具は揃っています。
しかし、生活に必要になる衣服や洗面用具などは持参しなければいけません。

  まずは入居する際に必ず用意したい持ち物についてご紹介していきます。

  老人ホームなどは職員さんが洗濯を行ってくれるのが基本となっていて、その他に業者が洗濯を代行してくれるサービスもあります。
なので、衣服やタオルなどは1週間分を用意しておけば問題ないでしょう。

  そのほか、冬場は防寒具が必要なので、上着やひざ掛けを用意しましょう。
衣服の量に合わせて衣装ケースなども持参すると良いでしょう。



  ○一般生活品

基本的な衣類関係、タオル類です。  
下着類 上下7
靴下 7
パジャマ上下4
ズボン・洋服7セット
カーディガンなどの羽織るもの2
外出用の服2
冬用のジャンバー・コート2
バスタオルと小タオル7
館内用のスリッパや内履き1
タオルケット1
衣類ケース持ち込む服の量に合わせて
洗濯籠1個
    洗面道具や身だしなみの道具

歯磨き道具やひげ剃り、耳かきなどは基本的に用意してありません。
普段使っているものを持参し、入居後は必要に応じて買い足していきましょう。 

洗面用具(歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、ひげ剃りなど)12
耳かき・綿棒1個 ・1パック
つめ切り1
入浴時に必要なもの(シャンプー、リンスと石鹸、洗顔など)適量 ※特養では不用の場合あり
くし・ブラシ・鏡1
    食事に関わるもの

老人ホームでは食事の提供がありますが、その際に使う茶碗やお箸、フォークなどが使いにくい場合などもあるので、入居者が使い慣れたものを持ち込む方が良いでしょう。 

箸やスプーン、フォークなど 2
お茶碗とお椀 1個(割れにくいプラスティック製がよい)※特養では不用の場合あり
  そのほかのもの

常備薬や時計、筆記用具なども用意しておくと便利です。
細々としたものはポーチなどにまとめて入れておくと保管、取り出しが容易になります。 
 
常備薬とお薬手帳
健康保険証
クッション
置き時計
筆記用具
カレンダー
メモ帳
        ○視力が低い方や入れ歯をしている方などの必要なもの。

個人の身体状況により、以下の物も必要になるでしょう。
老眼鏡
入れ歯入れ
ティッシュペーパー
化粧水やケア用品など
用意するものの目安として、「1週間分の旅行」に持っていくものを想像するとわかりやすいと思います。
足りないものは後日持参すればよいので、必要最低限のものを持参しましょう。

  ※その他『グループホーム』のみ、必要なものの例
カーテン(防炎仕様)備え付けの施設もあります。
照明器具(6畳用程度)備え付けの施設もあります。
ベッド1台
枕および掛布団、毛布 1枚ずつ
掛布団カバー2枚以上
敷パッド2枚以上
シーツおよび防水シート2枚以上
    必要に応じて次のようなもの。
テレビ
個別の冷蔵庫
ラジオや音楽プレイヤー
タンス
鏡台
仏具・仏壇
            以上、【施設入居時に持ち込める物の目安は!??】という形で、簡易的にはなりましたが情報をお伝えしてまいりました。

    しかしながら、各施設によってお部屋サイズ、事前に用意されているものは異なります。

施設入居の際は、しっかりと各施設に確認の上、お引越しのお荷物をご用意ください

    生前整理や不用品買取回収の際には『遺品整理 想いて』に、お気軽にご連絡下さい。

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